冬の夜空に
カテゴリ:ブログ
最終更新日:2018/12/16
冬の夜空に
空気が澄み星空のきれいな季節ですね。
オリオン座、プレアデス星団、シリウス・・・
冬の夜空は一年中でもっとも豪華版です。
そして先日13~14日の夜に「ふたご座流星群」!!
みなさん、ご覧になりましたか。
私は今年も庭先に出て見上げてましたが、
どうやら見逃したようです。
さまざまな生命体を育み、
一年をかけて太陽の周りを廻りながら星々を見せてくれる
私たちの地球は銀河のメリーゴーランドですね。
我々は運命に翻弄されるだけの塵のような
ちっぽけな存在か。
いや、東洋哲学には、人間そのものが一個の小宇宙で、
誰もが自らの意思と行動によって運命を切り開いていける
宇宙大の可能性を秘めているといわれています。
そう考えると、私たちと大宇宙とは無関係ではなく、
小宇宙である自分のギアと大宇宙のギアを
キチッと噛み合わせていければ、
単に宇宙に包まれる存在だけでなく、
大宇宙を包み返していけるほどの
無限の力を発揮できるというわけです。
たしかロシアの宇宙飛行士・セレブロフ博士は
「外なる宇宙」を見つめることは「内なる宇宙」を
見つめることに通ずる、と述べていました。
大宇宙には想像も及ばないような神秘があふれ、
その雄大さから自分を見つめ直してみると、
「なんてちっぽけなことで悩んだり、いがみ合ったり
しているんだろう」と思えてきます。
心せわしい年末、この一年を振り返りながら、
ちょっと夜空を見上げる心の余裕があれば、
星空の彼方に希望の光が見えてくる。
さあ、今年最後の底力を出して、
一人ひとりが明年への新たな前進を開始できるよう、
全力で戦っていきたいものですね。
(谷島正子)